神経管閉鎖障害と葉酸サプリの関係

葉酸が妊婦に必要だと言われる理由のひとつが、妊娠初期に形成される中枢神経系、中でも神経管の先天的な異常を予防する効果があるということです。この神経管は、妊娠4~5週という非常に早い時期に形成される器官であり、このタイミングで母親が葉酸を十分に摂っている場合に神経管に先天的な異常を起こす確率が下がるというデータが各国から寄せられています。

そもそも、神経管の先天異常はそれほど多くはなく、日本で出生する新生児がこの先天異常を持っている確率0.06%。約1万人に6人という割合になります。決して多い数字ではありませんが、命の危険も伴う疾患であることから、恐れられている先天疾患になります。

神経管閉鎖障害は、神経官のどの部分に異常が現れるかで症状が違ってきます。二分脊椎呼ばれるのは、神経管の下の方に問題がある状態で、二分脊椎になると下肢の運動障害によって自由に動けなくなったり、膀胱や直腸の機能が十分に働かなくなったりします。一方、神経管の上部に閉鎖障害が起こると、胎児は無脳症になることも。無脳症とはその名の通り脳がない状態で成長してしまう疾患で、流産や死産になることが多く、出産後に生存する確率は極めて低いのが現状です。

こういった神経管の先天異常を予防するために重要なのが葉酸です。

といっても神経管は妊娠4~6週と非常に早い時期に形成される器官で、妊娠に気が付いた時はすでに形成が終了してるということも少なくありません。そのため、葉酸の摂取は妊娠の1カ月前から妊娠3カ月の間が最も重要と言われており、その時期に確実に葉酸を摂るためには妊娠しているしていないにかかわらず、普段から葉酸サプリメントなどで十分な葉酸を摂っておくしかないのです。

妊活中、不妊治療中の女性はもちろん、妊娠する予定がなくて避妊をしているという女性でも、妊娠の確率はゼロではありませんから、葉酸サプリメントを普段から利用しておくとよいでしょう。鉄分や食物繊維など女性が取りたい成分を配合しているものも多いので、そういったものもおすすめです。

  • サイトマップ
  • お問い合わせ・ご利用上の注意

このページの先頭へ